志水辰夫
そろそろ今年度のミステリランキングが出ますね。
今年は久々に小説を読みました。と言っても10月の終わりからのことですが・・・
それでも30冊近くは読んだと思います。
なぜか日本人作家のミステリを読んでみたいと思いました。
その中でよかったのを作家別で思い出してみると・・・
志水辰夫は「行きずりの街」が代表作のようですが私は「飢えて狼」、「裂けて海峡」、「背いて故郷」の3作プラスに「あした蜉蝣の旅」と「冬の巡礼」を推したいですね。
どれも志水節、シミタツ節が炸裂します。
風采の上がらない主人公+それにまつわる女性の組み合わせがいいですね。
今年の一押しがこの作家の作品です。
そのため古本屋めぐりが日課となってしまいました。
「ラストドリーム」を一番最近読みましたが作者の天の邪鬼ぶりがうかがえました。
今後はこの作者の恋愛もの短編集にも手を出したいと思います。
この作品は小粒な感じでしたが岐阜が舞台ということですごく感情移入ができました。
いろいろな作品を通じてよく北海道が出てくるのもいいですね。